【グラブル古戦場】ブックメーカー談合騒動?処罰とかは?

2019/02/19

グラブル


今回の古戦場で発生した「ブックメーカー談合騒動」(勝手に名前つけました)
不信感でいっぱいの人が結構いるみたいなので、「不正行為」に対してどんな対処がされるのか調べた内容です。

かなり長いので、面倒な人は最後だけ読んでください。




前提として

一個人ながらも記事として書くので「不正行為が行われたことを断定する」という内容ではないことをここに明記しておきます。証拠をしっかりと見たわけではなく、本当に談合が行われたのかはユーザーで一個人の私はわかりません。

あと最後にも書いてますが、運営を責めている内容でもありません。

かなり騒がれており、どういう対応になるのか気になったので、「もしこれが談合だったとしたらどうなるのか」ということで調べた内容です。


何があったの?


そもそも何があったのか。
簡単にいうと、ユーザー参加型イベントで、チームで競うコンテンツ「古戦場」があるのだが、さらにそのイベントに関連してチームの順位を当てるコンテンツも併設されている。それが「ブックメーカー」である。

このブックメーカーで、順位を当てることができればガチャ石が手に入るため、みんな一喜一憂しながら賭けていくのだが、今回、その順位を複数チームが外部SNSなどで打合せ、順位を操作してガチャ石を大量に入手しようとした疑いが出てきているのだ。


そんなことが可能なの?


イベントでチームで競うといっても、チーム順位は複数のギルド(騎空団)が集まってできた複数によって構成されているため、順位操作なんて簡単にできない。

ただ、これがゲームの上位勢が集まる団が行うと、少し現実味を帯びてきます。

例えば2/17の1位のスコアが1兆3923億、2位のスコアが1兆3730億。
その差は193億です。

1人2億稼ぐことが1つの団(30人)で行われた場合、合計60億。
これが複数の団で行われていくと120億、180億・・・と行えそうな数値にはなってくる。
ただ、結構複数の協力が必要になるので、やれっていわれたら無理な気もしますが
システム的には非現実的ともいえない範囲だと思われます。



公式による調査アナウンス





かなりの問い合わせがあるようですね。Twitterアカウントにも証拠スクショなんか添付して送ってる人がいますし、かなり大ごとになっているようです。


罰則はありえるの?

今回のブックメーカー談合騒動については、ゲームの売上の一つである「ガチャ石」が不当にゲーム内で入手しようとしているわけです。ちなみに株でいうなら「インサイダー取引」と同じ状況で、現実なら金融商品取引法に基づいて罰せられる行為

今回、ゲーム内で発生しており、株でもないので金融商品取引法で罰せられるなんてことはないが、ゲームにはゲームのルールがあります。それが「利用規約」というものです。

グラブルの利用規約の一文にこういう文章があります。

第十二条 禁止事項
1. お客様は、本サービスの内外を問わず、本サービスに関して、以下の行為を行なってはなりません。また、そのような行為を第三者に対して指示、教唆、強要することを禁止します。
(18) 当社が本サービスを通じて提供する各種コンテンツ(有償サービスで提供されるコンテンツ、アイテムなどを含みますが、これらに限定されません。以下「サービス内コンテンツ」といいます)を不正な方法で取得する行為、またはこれを助長する行為。


そして禁止事項に該当すると判断された場合、以下のように同規約内、同項に処罰が定められています。

3. 当社は、お客様が禁止事項に該当する行為を行ったことが確認された場合もしくはそのおそれがある場合、本サービスを利用することについて当社が不適当であると判断した場合またはお客様が禁止行為を認めた場合に、以下の措置を講じることができるものとします。この場合、当社は当該措置についての理由、実施期間等当該措置に関する一切の情報を開示する義務を負わないものとし、お客様は当社に対し当該措置に対しての異議を申し立てることが出来ないものとします。また、当社はかかる違反を防止または是正する義務を負いません。
(1) 禁止行為を止め、同様の行為を繰り返さないことを要求すること
(2) お客様が獲得したアイテム等の剥奪その他の本サービス上の不利益措置
(3) 本サービスの一部または全部の利用停止
(4) アカウントの停止または削除
(5) 禁止行為によって得た権利の剥奪
(6) 刑事事件、行政事件その他に該当する可能性がある場合の警察その他の公的機関への通報を含む、禁止行為該当事実の本サービス内外での開示
(7) その他当社が必要かつ適切と判断する措置

時々不正ツールなどでBANされているという話題がありますが、その処罰内容はここで定められた内容なのです。今回もこれに基づいて判断されるでしょう。


中華団のようだけど?

この行為を起こしたのが海外のプレイヤーだった場合。
日本と海外では法律が違うから罰することができないということを聞くことがあるかもしれませんが、利用規約にもこれが当てはまるのか。

利用規約にはこうあります。

第十九条 準拠法および裁判管轄
1. 本規約は、日本法に準拠し、日本法にしたがって解釈されるものとします。
2. 本サービス、本規約に関する一切の訴訟その他の紛争については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。
私は法律のプロじゃないので、これの回避方法があるのかもしれませんが、文章だけで言えばプレイヤーが海外だろうと、こちらのルールに従ってもらいますよという内容です。
なので、利用規約に基づいてアカウントBANなどしても文句は言えないということです。
実は、この文章。利用規約と言われるものには大抵書かれているので、機会があればチェックしてみてください。


不正の立証がやや難しい


今回の場合、順位の操作としては「一定時刻から示し合わせて敵の討伐を行う」というもの。これが不正なのかどうかが難しい。イベント上の作戦だと言われたら確かにそうとも言える。

また、外部SNSで打合せをしていたという証拠が、ちゃんと掴めないと証明できないというのも難しい話。火がないところに煙がたたないとは言うが、煙がたっていても火を放ったところを見つけない限り、難しいのではという状況なのだ。


ユーザーに残る不信感をどうする


運営は「今後、安心して楽しんでもらえるコンテンツにするか」という点に注力してくるでしょう。

グラブル自体、ガチャで稼ぐよりも「グランブルーファンタジー」というブランドを作り上げ、ソシャゲ外でも楽しんでもらい、運営をしていくという方向性があると思っています。(筆者の勝手な見解ですが)

今回、不正があったかどうかより、ユーザーの不信感をどう晴らしてくれるのか。
今後の対応、騒動の原因となったブックメーカーの対策などに注目が集まるでしょう。


最後に


今回、不信感で腹の立っている人たちなどもいるでしょうが、今回、運営の不祥事ではありません。

金銭に直結しているガチャ石に関してなので腹の立つ気持ちは私もありますが、根本的な原因は「節操のない一部のユーザー」が「モラルの無い行為」でゲームを荒らしたということです。(談合が発生していたらのはなしですが)

グランブルーファンタジーの運営自体は、ゲームを良くしようとずっとやってきてくれているので、私たちは今まで通りゲームを楽しんでいけばいいと思います。

アンチラ騒動があっても乗り越えてきたコンテンツであり、個々の問い合わせメールにものすごい丁寧に対応してくれる運営です。今回もちゃんとした対応してくるだろうなと筆者は勝手に期待しております。

追記




公式から調査結果のツイートがありました。
談合の事実はなかったとのことです。運営の素早い対応には恐れ入ります。

騒動とは関係ないですが、10万以上の配当を当てている人がいるという事実も驚きですね。


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